「肝」の気
東洋思想の「陰陽説」によると、すべての物は陰陽のバランスで成り立っています。
冬は陰、夏は陽と・・・
春は陰から抜け出して、陰と陽が半々になる季節です。
そして春分の日のあたりは、ちょうど陰から陽に変わる時、
三寒四温という気温の変化が続くと、自然に交感神経のノルアドレナリンが働き、
緊張状態が続きます。
血管は収縮して流れが悪くなり、動悸がしたり、気分的にイライラするといった
不調が起こりやすくなります。
このような春の季節の変化は、五臓六腑の「肝」に影響を与えます。
自律神経という言葉がなかった時代、感情のコントロールの乱れが起こる理由を
東洋医学では「肝」の働きに関連付けています。
そして肝の血液が元に戻り、落ち着いて充分に満たされていく時は、
副交感神経が働いている眠りの時間です。
ですから春の睡眠は、とても大切で必要なものなのです。
何だか無性に眠い・・・そんな時は身体が「肝」の気を補うために自然に出している
サインなのかもしれません。
そのようなことで、今週はヨーガ教室におきましても肝の気をととのえるツボ押しも
皆で致しました。
足の甲にある「太衝」ツボは、足の親指から擦り上げてきます。
目の疲れ、頭痛、ストレスを鎮める効果があります。
「期門」ツボは仰向けになり膝を立てて、肋骨下縁あたりを2~3本の指で、
ゆるゆると擦ってみました。
イライラやストレス、腹部膨満感、冷えのぼせなど自律神経の乱れに
効果があります。
いろいろと、変化の多い春です。
ちょっと一息、自分の身体に手を当てて、リラックスしてみましょう。


