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食生活

2012-10-01 [記事URL]

昨日、明鍼会の講習会がありました。
演題は「 精神疾患について 」
特に近年増加傾向にある「 うつ病 」は、はり・きゅうの治療効果が多数認められています。
そして、病院における薬物療法と併用して治療することで、お薬に頼り過ぎない生活が
送れるようになると、大変期待できるものです。
今回、興味深く思われたのは、うつ と食生活の関係についてです。
脳の伝達物質であるセロトニンは、自律神経のバランスを整え、心と体を元気にしてくれます。
セロトニンが十分分泌されていると、脳が活性化してスッキリ状態が持続するため、
前向きな気分で気持ちも落ち着いています。
そのセロトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝過程で生成されます。
トリプトファンが食物として体内に入り、腸壁から血液中に取り込まれ、脳に達すると
セロトニンに変わります。
トリプトファンの多い食品は、青魚、肉類、乳製品、大豆、チーズ、牛乳、卵黄、ピーナッツ
アーモンド、バナナ、高野豆腐、豆乳、、湯葉、きな粉、納豆などです。
さらにビタミンB6 を含む、ニンニク、ショウガ、とうがらし、さつまいも・・・
ナイアシンを含む、かつお節、玄米、まいたけ・・・
マグネシウムを含む、ひじき、わかめ、ゴマ、そば、ほうれん草・・・
をトリプトファンと合わせて摂ると、効果的だそうです。
食事は体をつくるだけでなく、脳にも大きく影響するようです。
言い換えれば、うつ症状は、食生活を安定させると、気持ちが落ち着いて回復に
向かうということです!
偏った食事になりがちな、一人暮らしの学生やお年寄り、お仕事の忙しい方・・・
周りの人も注意してあげたいと思いました。
       


百年茶

2012-09-27 [記事URL]

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急に涼しくなって、温かい飲み物が欲しくなってきました。
当院では、治療の後に少しお休みしていただくためにも、待合室にお茶を
ご用意してあります。
百年茶といって、岩手県 平泉でつくられているお茶です。
ハトムギ、 ドクダミ、 クマザサ、 杜仲葉、 ビワ葉、 クコ、 ナツメ、 シイタケ、 昆布・・・・等々
24種類の植物、 茸類、 海藻 の混合茶です。
朝、ヤカンにティーバッグ 1袋を入れ、沸騰して7~8分弱火で煮出し、ポットに入れて
待合室に置いてあります。
開院当時からお出ししてますが、まろやかでおいしいとの声をよく聞きます。
私も毎日飲んでますが・・・・・飽きませんね。
お供のチョコレートも好評です。
          


湧き水

2012-09-18 [記事URL]

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     群馬 武尊山の湧き水
     冷たくて、おいしー!
     水不足の今・・・・ホントもったいないな
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うれしい知らせ

2012-09-11 [記事URL]

今日は朝から、うれしいお電話をいただきました。
不妊治療中の患者さんが、妊娠されたのです。
おめでとうございます!
本当によかったですね。
現代の高度医療技術のおかげで、不妊治療をする病院や専門のクリニックでは、
体外受精も多く行われています。
ですが、必ずしも良い結果に結びつくことばかりではなく、その原因もはっきりしません。
また時間が経つにつれて、心理的にも疲れが出てきてしまいます。
当院で治療中の方は、病院での各種検査をクリアしているので、器質的には問題ない
方が多いです。
あとは、はり灸で妊娠しやすい子宮の環境を整えられたらと、考えています。
頸や肩の緊張をとり除き、身体の冷えを改善し、全体の血流をよくします。
子宮の細胞粘膜にも作用して、血液や栄養分が行き渡り、着床しやすくなるのです。
また、はりのリラックス効果で、自律神経の安定にもつながります。
暖かいベットのような子宮が、理想です。
今回の患者さんも、身体と心の緊張がだいぶとれて、〇回目の体外受精に臨みました。
本当にがんばりましたね。
どうぞ元気な赤ちゃんが生まれますように、お祈り致します。
         


ワカメ

2012-09-10 [記事URL]

四方を海に囲まれた日本では、古代より海藻は重要な栄養源でした。
中でもワカメは、「 古事記 」や「 万葉集 」にも登場しているほど、食用の歴史が
長い海藻です。
そして現在でも、日本人の食卓に欠かせない食材です。
ワカメは「 若布 」という漢字を当てることもありますが、若さを保つ妙薬といわれ、
実際に栄養成分が豊富です。
主成分のヨウ素が、たっぷり含まれています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの源となるだけでなく、体の新陳代謝を活発にする働きが
あります。
さらにカルシウムも豊富で、骨や歯を丈夫にして、骨粗しょう症などの予防に役立ちます。
ヨウ素とカルシウムの働きで新陳代謝を促して、若さを維持する効果があるようです。
またワカメには、他の海藻類と同じように、特有のぬめりがあります。
これは水溶性の食物繊維によるもので、便秘予防にもなり、血液中のコレステロール値を
低下させる作用もあります。
高血圧の改善や、動脈硬化予防にも役立ちます。
酢の物、サラダを初め、味噌汁やスープとして、いろいろ利用したいです。
暑さと紫外線でダメージを受けた、髪やお肌の活性化にもいいと思います。
低カロリーなのも、うれしいですね。
         


秋の気配が・・・・

2012-08-30 [記事URL]

P8280192.JPGP8280172.JPG           ヤナギラン         
P8260350.JPG             マツムシソウ
P8260398.JPG          キリンソウ
                                          アザミ
8月の終わり・・・
山の上では、もう秋の気配がしてきました          
                                                                                                                                 
                                                     


ツボ10  中脘

2012-08-29 [記事URL]

       中脘・・・・・・身体の中心線上で、おへそから指幅 5本分上がったところ
    (ちゅうかん)  胃の中心にあるというツボです
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夏バテに良いツボです。
円を描くようにやさしく押して、手で温めてください。
消化機能を高める働きがあります。
前ページでご紹介した、ツボ1の「 足三里 」とツボ3の「 湧泉 」も一緒に指圧すると、
より効果的です。
夏バテは、体がだるい、疲れやすい、食欲不振といった、夏限定の慢性疲労です。
暑さにより消化酵素の効力も低下して、栄養の吸収が悪くなったり、冷たい物の摂り過ぎで
胃腸が冷えてしまいます。
また、汗をかいてミネラル分も大量に失われるので、野菜や果物、豆製品などを積極的に
補給しましょう。
    


顎関節症

2012-08-23 [記事URL]

30代女性
ウィルス性の風邪を子供達からうつされ、高熱が出ました。
熱も下がって風邪の症状も良くなってきましたが、今度は顎の関節の痛みが現れてきました。
しゃべることもできて、顎を開かなければ痛くないのですが、食事をする時、歯磨きをする時に
痛みがあり、ある一定のところまでしか口が開きません。
耳鼻科と歯科に行かれたそうですが、特に異常がないのでストレス性のものではないか、との
診断だったようです。
東洋医学では、症状が発生する原因も重視します。
熱が39度近くもでたようですので、体力も落ち、免疫力も低下してしまいます。
免疫機能を頑張って維持している一つが、扁桃です。
扁桃は、鼻、耳、舌の奥で、空気の入る道を取り囲み、リンパ組織を構成して、雑菌の侵入を
防いでいます。
咽頭扁桃、口蓋扁桃、耳管扁桃、舌扁桃などで構成されています。
これらの扁桃を強化して免疫力をアップし、痛みを取り除いていこうとする治療法が、長野式
の鍼灸です。
これは顎の炎症だけでなく、体の他の症状にも適応されます。
今回は耳の下の関節ということで、まさに扁桃の強化にはぴったりの症例です。
扁桃を補うはりを置鍼して、ゆっくりリラックスした後、手や足のツボを使って顎を少しづつ
動かしていただきます。
肘まわりや足首まわりなど、反応点を選んではりをすると、だんだん口が開けられるようになり
ました。
特に痛みのあるツボには充分に効かせていると、かなり口が開いてきて、顎を動かしても
どんどん痛みが薄らいできました。
はりの不思議ですね。
患者さんもびっくり!!  
とても喜んでくださいました。
私もホッと安心しましたよ。
お食事がしっかり摂れるようになって、免疫力がさらにアップしたら、良くなることと思います。
 
         


高山植物

2012-08-16 [記事URL]

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       ヤマホタルブクロ
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         ニッコウキスゲ
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       エゾカワラナデシコ
       
                                                               
     
                                         山アジサイ
長野の山で見つけた高山植物です
自然な色合いに、ひかれます
     
  
                                                                                                                                             


自律神経

2012-08-03 [記事URL]

自律神経が乱れる、自律神経を整えるなど・・・・・よく耳にする自律神経
いろいろな症状に関係しているようですが、いったいどのような神経でしょうか?
自律神経とは、身体を一定の状態に維持しようと、無意識のうちに働いている神経です。
呼吸、 発汗、 体温調節、 血管の収縮 ・拡張、 消化機能、 ホルモン分泌、 生殖機能
などを調整しています。
そして交感神経と副交感神経に分けられ、両者がシーソーのようにバランスをとりながら
働いています。
交感神経とは、主に昼間などの活動時、緊張したり一生懸命仕事をしている時に働く神経で
言い換えれば、バリバリ神経です。
副交感神経とは、夜間などの休息時、またはリラックスしている時に働く神経で、言い換えれば
ゆったり神経です。
自律神経は、24時間、両方を行ったり来たり、休む間もなく働いて、身体を一定に保っています。
活動が活発になるとバリバリ神経が優位になり、リラックスするとゆったり神経が優位になります。
どちら側にも傾き過ぎず、行ったり来たりしながら、おおよそ交感神経6 : 副交感神経4ぐらいの
比率が正常な状態なのだそうです。
過度のバリバリ神経優位になりすぎても、過度のゆったり神経優位になりすぎても、自律神経の
比率が極端になり調整しきれず、免疫力が低下し、痛みや病気が発生してきます。
多くは、バリバリ神経過剰優位の結果が、ほとんどです。
そして、その最大の原因は、ストレスだと言われています。
ショックな出来事が起こると眠れなくなるのは、ストレスによって体がバリバリ神経モードに突入
したまま、抜けられないからです。
眠るためには、ゆったり神経モードにならないと、眠りにつけないのです。
自律神経にも回復力があるので、時間が経って心が落ち着いてきたら、徐々に不眠からは
解消されるでしょう。
でも、慢性的にストレスのかかった、バリバリ神経過剰の生活をしていると、血流を悪化させ、
いろいろな不定愁訴が出てきてしまいます。
時々自分の心と体の状態が、どちら側のモードに傾いているか、バランスを考えてみるのも
良いのではないかと思います。
     
 


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